看護師の求人といえども

求人を見てクリニックに転職しようと応募したら「ウチは訪問看護もある」と言われたケースがあります。

看護師の求人で目立つのは、クリニックの求人広告です。

その理由の1つには、最近になって急増している訪問看護の現状があります。

考えてみましょう。

■ホームドクターだから訪問看護が主体。

わざわざ違いを説明する必要はないと思いますが、病院勤務の看護師と違って、手術や入院設備のないクリニックでは、病院ほどの多忙さはなく、人間関係に悩まされるリスクも少ないと思います。

給与や年収は求人サイトで比較すれば、病院からクリニックへのシフトでも高給取りになれます。

ただしクリニックは“町のみんなのホームドクター”ですから、業務の考え方としては訪問看護が主体です。

■訪問看護が義務化される可能性も。

高齢化がすすむ今後は、地域医療重視の政策で、クリニックには訪問看護が義務付けられる可能性もあります。

そうなると現状では2割-3割の実施率でも今後は100%なので「私は嫌だから別のクリニックの求人に応募」などと言えなくなります。

訪問看護が嫌だと思っている看護師は、クリニックへの就職や転職は見合わせたほうがいいでしょう。

■職場は好き嫌いで選んでOK。

好きな業務に就いてスキルを磨いてください。

そのうちに訪問看護にも魅力を感じるようになります。

訪問看護が好きな看護師もいれば嫌いな看護師もいます。

好き嫌いで就職先を選んでもまったく構わないと思いますので、無理をして嫌な業務のある職場に転じる必要はありません。

好きな業務ができる職場で看護師としてのキャリアを積んでください。

看護師の求人で「介護付有料老人ホーム」の仕事はどうでしょう?

▼参照サイト→【介護福祉施設での看護とは】施設ナースの業務とは

看護師としての転職や求人が頭にチラついたとき、「病院ではなく介護系の職場でもいいかも」と思ったりする現役の人がいるようです。

実際にはどのような点が問題となるでしょうか。

■キャリアを積んだなら、後は自分自身の考え方。

看護師として一定のキャリアを積んだ人なら、求人や転職サイトを使ってどのような道に進もうと、一定の選択肢はあるはずです。

介護付有料老人ホームに転職するのも1つの道だと思います。

ただし医療現場で働く看護師と介護施設で働く看護師とでは“似て非なるもの”です。

そこのところは理解しておいてください。

また医療看護師から介護看護師にスライドはできても、その逆はほとんど不可能に近いと覚悟しておくべきです。

■仕事はハードで単調。

評価されることは少ない。

イイコトを並べてもアドバイスにはなりませんので敢えて付け加えると、介護看護師は先端の医療技術を必要とされないばかりか、逆に医師との連携で得られる先端スキルもありません。

評価される仕組みも「施設の中」のごく小さな仕組みであって、看護師のように、社会的な羨望や誇りは得にくいのが介護環境です。

求人サイトの年収などをみると、おそらく半分とか3分の2程度だと思います。

■看護師として年齢が若いのであれば、まだ医療機関に留まることをおすすめします。

「介護付有料老人ホーム」は、いつでも求人しています。

キレイごとを並べるのは抜きにして、介護看護師は、「医療現場を去ってもこれで自分に後悔はない」と思えるまで踏み切るべきではありません。

移ってから後悔したのでは、介護の現場に迷惑がかかります。

もう一度自分を見直しましょう。